自家組織(軟骨移植)による隆鼻術は可能でしょうか?

眉間プロテーゼ+軟骨移植(鼻筋にもプロテーゼを使用せず、鼻筋も鼻先も軟骨移植で)というような組み合わせの手術は可能でしょうか?

A 当院では異物を使わず、自家組織のみでの隆鼻術もおこなっております。移植材料は耳介軟骨や肋軟骨になります。鼻先は鼻中隔延長術によって自家組織のみで鼻先が高くなります。通常眉間から鼻背にかけてはプロテーゼを用いますが、ご希望に応じ自家組織(軟骨移植)によって施術可能です。

鼻背部軟骨移植術について

鼻背部軟骨移植の施術についてもっと詳しく伺いたいのですが、いったいどのような施術でしょうか。
また費用も教えて頂けると幸いです。

A 鼻背部軟骨移植術は文字通り鼻背に高さが必要な際に、主に耳介軟骨を移植する方法です。
場合によっては肋軟骨や鼻翼軟骨を用いることもございます。
単独で行うこともありますが、通常は鼻中隔延長術で鼻先が高くなり、プロテーゼを用いたくない場合に鼻背部軟骨移植術を用いて鼻背ラインを整えます。
費用は300,000円(税別)となっております。

鼻先がつぶれていて、鼻の下がないので改善させたい

私の鼻は前から見たら鼻先がつぶれており、横や斜めから見ると鼻の下が本当にないです 。
鼻先を出したいと言うよりはへこんでいるので膨らませたいです。
この場合どういった手術が可能でしょうか?
鼻先にヒアルロン酸を注入したら壊死してしまいますか?
プロテーゼだと鼻先までは無理でしょうか?
耳介軟骨移植が一番向いていますか?

A お伝えいただいた症状を改善する方法は鼻中隔延長術になります。
移植に用いる軟骨は、耳介軟骨が多いですが、程度が重い方などは肋軟骨を用います。
ヒアルロン酸などでは改善は難しく、反対に合併症などが心配されます。
プロテーゼによる鼻先の改善も当院ではリスクが高いためお勧めいたしておりません。
できるだけしっかりとした改善を望む場合、肋軟骨移植による鼻中隔延長術がもっとも勝算の高い方法になります。

鼻中隔延長術の際の採取軟骨について

私は過去に鼻尖形成・縮小を行っていて耳の軟骨を少し使っています。
また鼻中隔軟骨も小さいらしく頼りないそうです。
なので、鼻中隔延長をするのに肋軟骨を覚悟しておりましたが、どうしても心理的に胸の下を切るのに抵抗があります。

A 以前の手術で耳介軟骨を一部使っているとのことですが、使っている場所によってはまだ耳介軟骨によって鼻中隔延長術が十分に可能な場合もございます。耳珠軟骨、耳甲介舟などからも利用可能な場合がございます。
 もしも耳介軟骨が不足し難しい様ですと、当院では肋軟骨を用いる方法で鼻中隔延長を行うことが多いのですが、肋軟骨を用いたくない場合には、鼻中隔軟骨と耳介軟骨とを組み合わせて行います。

鼻背部軟骨移植術はどこから軟骨採取し移植しますか

鼻背部軟骨移植術は耳の裏の軟骨を移植する方法ですか? それとも鼻の内部の軟骨を移動させる方法ですか?

A 鼻背部軟骨移植術に関しましては、通常耳介軟骨もしくは肋軟骨を採取し手術を行っております。場合によっては鼻翼軟骨を用いる場合もあります。鼻先と鼻骨下端のハンプ部分のギャップや陥凹を埋める目的に鼻背部に軟骨移植いたします。

肋軟骨移植について

隆鼻術の助軟骨移植を一度実施しました。
同 じ所からもう一度、助軟骨移植で整形 をしたいのですが可能ですか?
費用はどのくら い掛かりますか?

A 肋軟骨は同じ傷跡から採取することが可能です。
費用に関しましては、鼻中隔延長術(肋軟骨)を行う場合は800,000円、修正費300,000円となります。

鼻の手術を複数回受けているが、鼻中隔延長術は可能でしょうか?

私は、20年ほど前、L型プロテーゼによる隆鼻術を受けました。
元来鼻根部が低く、眉間部が張り出していたため、眉間の張り出しに合わせて鼻根部および鼻全体を高くすることを望んで手術を受けた次第です。
段階的に3度にわたって隆鼻術を受けましたが、3度目に右の鼻孔に変形が生じたため、耳介軟骨皮膚移植術にて修正しております。
年月の経過と共にプロテーゼの石灰化によるしこりが生じ、2年前に、L型シリコンの先端に右耳から採取した耳甲介軟骨を乗せたプロテーゼに入れ替えました。
しかし、感染と思われる炎症のため抜去、I型プロテーゼ+鼻先軟骨移植(左耳甲介軟骨)を行いましたが、高さが低くなり、鼻先が太くシャープさに欠けた感じがします。
個人的にはL型を入れていた時の方が形は気に入っております。

 最近、貴院のホームページにて鼻中隔延長術という手術のあることを知り、肋軟骨による手術を受けたいと考えるようになりました。
また、鼻根部から鼻尖部にかけてもう少し高くすること、鼻尖部をもっと尖らせることを希望しております。
そこでお伺いしたいのですが、
・鼻孔縁及び鼻先に軟骨が移植されている状態、右の鼻孔に変形、瘢痕がある状態で、本手術を受けることは可能でしょうか。
・軟骨移植は時間の経過とともに変形あるいは吸収されていくと聞いたことがあるのですが、手術結果の安定性はどうなのでしょうか。
鼻背部に移植した場合と、鼻中隔延長に使用した場合とでは血流の関係などで術後の変形、吸収に差があるのでしょうか。
・現在両耳にはあまり軟骨が残っていない状態ですが、その場合でも鼻尖形成は可能でしょうか。あるいは肋軟骨にて鼻尖形成もできるのでしょうか。

A
 
鼻の手術を繰り返していらっしゃるご様子ですが、鼻中隔延長術は肋軟骨によって十分に可能です。内部の瘢痕がきつい場合、皮膚の伸びもあまりよくないため、伸ばせる限界はあります。組織の血流が悪くなっていると推察されますので、感染の可能性も通常よりもやや高くなります。
鼻中隔延長術は自家組織移植のため、一度生着したものが吸収され変形することはほとんどないと考えております。当院のこれまでの実績からも数年で変形した、吸収されたと思われる症例はありません。

肋軟骨移植により鼻を高く修正したい

隆鼻整形の助軟骨移植を一度実施しました。
同じ所からもう一度、助軟骨移植で整形をしたいのですが可能ですか?
費用はどのくら い掛かりますか?

A 肋軟骨は同じ傷跡から採取することは通常可能と思われます。
費用に関しましては、鼻中隔延長術(肋軟骨)を行う場合は800,000円、他院修正費300,000円となります。他に鼻背部への肋軟骨移植を行う場合は自家組織による隆鼻術500,000円が必要となります。
ご相談内容によって費用は異なりますので、診察の際にご希望をお伝え下さい。

他院鼻中隔延長術の修正について

 プリモ麻布十番クリニックでは鼻中隔延長の修正はして頂けますか?
今現在は右の耳の軟骨を使って鼻中隔延長していますが、微妙に曲がりがあるのを改善したいです。
これ以上鼻先を下げたいなどの希望はありません。
やはり次修正する際は肋軟骨がいいでしょうか?
あとはプロテーゼも入っているのですが、不自然に高いのを治したいのでもう少し低くするのも希望です。
あと鼻中隔延長をしてからどれくらい期間をあければ大丈夫ですか?
実際に見ていないので分からない事もあるかと思いますがお返事頂けたら有り難いです。

A
 当院で鼻中隔延長術の修正は多数手掛けております。
曲がりの改善を希望する場合、左の耳介軟骨を利用して修正する事が可能かと思います。ご状態によってはやはり肋軟骨を必要とする場合もございます。
プロテーゼの修正に関しましてももちろん修正が可能です。
現在入っているものを加工する方法と完全に入れ替える方法があります。
鼻中隔延長からの期間ですが希望によってはすぐに修正する場合もございます。待つのがつらい場合に不利益と利益を天秤にかけ判断しております。