鼻プロテーゼ抜去術 鼻の整形 | プリモ麻布十番クリニック

診療のご案内

鼻プロテーゼ抜去術

鼻の穴から抜去するため傷は心配いりません

鼻プロテーゼ抜去術が向いている方

  • 1プロテーゼの形が気に入らない方。
  • 2異物が気になる方。

鼻プロテーゼ抜去術とは

プロテーゼが高すぎる、形が気に入らない、変形をきたした、上向きの鼻になってしまった、赤く腫れて感染が疑われる、皮膚が薄くなってきたなどのトラブルで除去したい場合、鼻腔内から除去、洗浄し、綺麗な状態にもどします。

鼻プロテーゼ抜去術 当院の特徴

傷は鼻腔内のみで目立ちません。

プロテーゼの除去と同時にヒアルロン酸注入が可能です。

手術は静脈麻酔を用い、意識、痛みのない状態でおこないます。

鼻プロテーゼ抜去術 トラブル例

抜去プロテーゼ例

L型プロテーゼの下脚が長いタイプ。鼻先も細く不自然に丸く、上向きの鼻先が嫌で抜去しました。10年以上入っていたので一部石灰化を認めました。

L型プロテーゼの下脚が短いタイプ。やはり鼻先の形が不自然で抜去しました。鼻筋も少し細すぎました。

I型プロテーゼ。鼻先近くまで入っていて鼻先の向きが上向きになっていました。L型ではなくI型でも鼻先まで入っていると皮膚が薄くなったり、鼻先の形態が不自然になることがあります。

L型プロテーゼで、曲がっている部分が柔らかいシリコンのタイプ。やはりやや上向きで、少し曲がって入っていたため抜去しました。鼻翼軟骨もプロテーゼの影響で変形していました。

L型プロテーゼ。10年間ほど入っておりました。鼻先にプロテーゼによる不自然なポイントがあり、少し曲がっていて、鼻が上向きになったのが嫌で抜去しました。一部石灰化を認めました。

鼻プロテーゼ抜去術 方法

① 前回の切開を小さく再切開しプロテーゼを鼻腔内から抜去します。

② 鼻の中からプロテーゼを抜去します。入っていたプロテーゼが大きすぎ、あるいは位置が悪く、鼻が変形をきたしている場合には、同時に軟骨移植(鼻中隔延長術、鼻尖形成術など)、軟部組織移植(真皮脂肪移植、側頭筋膜移植など)で修正が必要となる場合もあります。

③ 鼻の高さ、形態を維持する目的に、抜去と同時にヒアルロン酸などの注入を行うことも可能です。この場合、手術前後で鼻の形態が大きく変化せず、ヒアルロン酸がゆっくりと吸収されていく経過で元の鼻に近づいていきますので、他人にばれる心配が少なくなります。

鼻プロテーゼ抜去術 動画

鼻プロテーゼ抜去術の参考文献・論文(references)

Removal of Nasal Silicone Implant and the Impact of Subsequent Capsulectomy.

Kook WS, Yang CE, Lew DH.Plast Reconstr Surg. 2019 Oct;144(4):575e-585e. doi: 10.1097/PRS.0000000000006095.PMID: 31568287

 

Failure of Synthetic Implants: Strategies and Management.

Jang YJ, Kim SA, Alharethy S.Facial Plast Surg. 2018 Jun;34(3):245-254. doi: 10.1055/s-0038-1654676. Epub 2018 Jun 1.PMID: 29857334

 

Reply: Removal of Nasal Silicone Implant and the Impact of Subsequent Capsulectomy.

Kook WS, Yang CE, Lew DH.Plast Reconstr Surg. 2020 Jul;146(1):94e-95e. doi: 10.1097/PRS.0000000000006945.PMID: 32590672 No abstract available.

 

Surgical Nasal Implants: Indications and Risks.

Genther DJ, Papel ID.Facial Plast Surg. 2016 Oct;32(5):488-99. doi: 10.1055/s-0036-1592101. Epub 2016 Sep 28.PMID: 27680520 Review.

鼻プロテーゼ抜去術 症例写真

BT 鼻中隔延長術+鼻背部軟骨移植術+他院鼻プロテーゼ抜去術 症例経過写真

BT 鼻中隔延長術+鼻背部軟骨移植術+他院鼻プロテーゼ抜去術 症例経過写真

他院でいれてたL型プロテーゼが真横に曲がって入っています。そのために鼻背は異常に細い状態で、鼻先はL型の屈曲部分が右に、足の先端が左鼻腔に突出している状態で丸く変形していました。当院で鼻先を鼻中隔延長術で修正し、L型プロテーゼは抜去しました。 鼻背部軟骨移植術を併用し鼻先への連続性を整えています。

費用(税込、麻酔代別)
鼻中隔延長術¥660,000
鼻背部軟骨移植術¥330,000
他院鼻プロテーゼ抜去術¥110,000
他院修正術¥330,000
リスク・副作用(起こり得る可能性のあること)
腫れ、内出血、鼻出血、鼻づまり、鼻柱の傷跡、鼻先、耳介の知覚低下、鼻の傾き、鼻尖部の挙上ができない、鼻の形の左右差、鼻の高さの変化、鼻先の変形
B 鼻尖挙上術+耳介軟骨移植術+他院鼻プロテーゼ抜去術+整鼻術 症例経過写真

B 鼻尖挙上術+耳介軟骨移植術+他院鼻プロテーゼ抜去術+整鼻術 症例経過写真

術前は長く下向きすぎる鼻が嫌で、鷲鼻で鼻が太いのも修正したいという希望から、当院で鼻尖挙上術、耳介軟骨移植術、他院鼻プロテーゼ抜去術、整鼻術をおこないました。

費用(税込、麻酔代別)
鼻尖挙上術¥440,000
他院鼻プロテーゼ抜去術¥110,000
整鼻術¥660,000
他院修正術¥330,000
リスク・副作用(起こり得る可能性のあること)
腫れ、内出血、鼻出血、鼻づまり、鼻柱の傷跡、鼻先、耳介の知覚低下、鼻の傾き、鼻尖部の挙上ができない、鼻の段差、鼻の高さ、鼻先の変化
A 鼻尖形成術(鼻尖修正)+他院鼻プロテーゼ抜去術 症例経過写真

A 鼻尖形成術(鼻尖修正)+他院鼻プロテーゼ抜去術 症例経過写真

手術前には他院のL型プロテーゼが挿入されていました。鼻尖部も他院プロテーゼと同時に受けた鼻尖縮小術で、右に傾き、鼻が曲がって見えます。鼻根部から鼻背の高さも元の高さに戻したいと希望され、当院で鼻尖形成術+L型プロテーゼ抜去術を行いました。 手術後は鼻先の形態が自然になり、ほぼまっすぐになりました。プロテーゼで高かった鼻背、鼻根部も元の高さに戻りました。

費用(税込、麻酔代別)
鼻尖形成術¥385,000
他院鼻プロテーゼ抜去術¥110,000
リスク・副作用(起こり得る可能性のあること)
腫れ、内出血、鼻出血、鼻づまり、違和感、鼻先、耳介の知覚低下、鼻の傾き、左右差、鼻先が硬くなる、鼻の高さ、鼻先の変化

鼻プロテーゼ抜去術の処置期間・アフターケア

《手術当日》

患部の状態

鼻腔内を青色の糸で縫合しております。通常は7日目で抜糸となります。
片側のみ鼻栓(綿球)をしています。当日、ご帰宅してからご自身で外してください。
麻酔の影響により、のどが痛くなることがございます。通常数日で改善します。

術後処置・アフターケア

手術当日帰宅直前に医師による検診があります。
抗生剤(細菌感染予防のため)・鎮痛剤(通常痛みは軽度ですが、念のため処方しています)・胃薬(鎮痛剤などによる副作用を抑制するため)を術後4日間内服していただきます。

日常生活

洗顔・洗髪、シャワー浴は当日から可能です。
痛みに関しては、それほど強くないため通常の内服鎮痛剤で十分にコントロールしていただけます。
鼻血や血液が混ざった鼻水が出ることがあります。その際は、鼻をかんだり、ティッシュを詰めたりせず、優しく拭き取るようにしてください。
就寝時はクッション等を用いて上半身を高くして上向きでお休みください。うつ伏せ、横向きでの就眠は鼻にストレスがかかります。
飲酒・喫煙は1週間程度お控えください。

《7日目》【抜糸のためご来院】

患部の状態

腫れは1~3日目である程度引いていきます。稀に目元まで腫れることがございます。
内出血が生じると鼻周囲、頬などが黄色っぽくなります。個人差はございますが、通常1~2週間で自然に吸収され消失します。

術後処置・アフターケア

医師による検診があります。
鼻腔内の抜糸をいたします。

日常生活

術後7日目以降、通常通り入浴が可能となります。
鼻を触る、鼻掃除、鼻をかむなどは術後1ヵ月はしないようにしてください。

《2週間目》【必要に応じ検診のためご来院】

患部の状態

腫れや内出血がかなり落ち着いてきます。

術後処置・アフターケア

医師による検診があります。
術後処置はございません。

日常生活

鼻を触る、鼻掃除、鼻をかむなどは術後1ヵ月はしないようにしてください。

《1・2・3か月》【必要に応じ検診のためご来院】

患部の状態

徐々に自然な鼻に戻りますが、まだ浮腫みや腫れがございます。

術後処置・アフターケア

医師による検診があります。
術後処置はございません。

日常生活

すべて通常通り可能です

《6ヶ月》【検診のためご来院】

患部の状態

腫れが引き、自然な鼻に戻ります。

術後処置・アフターケア

医師による検診があります。
術後処置はございません。

日常生活

すべて通常通り可能です

鼻プロテーゼ抜去術 Q&A

鼻プロテーゼ抜去術についての質問にお答えしています。それぞれの質問をクリックすると回答が見られます。

手術後の腫れはどのくらいでひきますか?

手術後およそ1週間ほどでひいてしまいます。

お化粧はいつからできますか?

手術直後からそのまま化粧OKです。

鼻が変形しないですか?

L型プロテーゼの場合、鼻尖の軟骨を変形させたり、鼻尖の皮膚が薄くなりやすく、最悪の場合変形する場合があります。プロテーゼは異物ですからカプセルが周囲に形成されます。
長期にわたるプロテーゼの使用により石灰化をきたすことがあります。このカプセルによる多少の凹凸が残る場合があります。残った変形に対しては、積極的に手術で鼻形態をより良くする場合、鼻中隔延長術などが有効です。小さな変形の改善にはヒアルロン酸の同時注入なども有効です。

再度プロテーゼを入れることはできますか?

形が気に入らなかったり、高すぎる、あるいは低すぎる、プロテーゼが触ると動く、曲がっているなど、過去に行った隆鼻術に不満がある方は、プロテーゼの入れ替えで改善が可能です。
手術は鼻の中から行います。形はその方の希望に応じオーダーメイドで加工します。プロテーゼが動く場合、鼻骨の骨膜下に入れなおすことで動かなくなります。曲がっている場合は、プルアウト固定をしっかりと行うことでまっすぐにすることが可能です。
もちろん、一度抜去して、しばらくしてからの再挿入も可能です。その場合、前の手術から1~3カ月ほどあけると、術後の腫れなどが消失し、正確な形の評価が可能になります。

手術は痛いですか?

当院では鼻の手術は基本的に静脈麻酔で行っておりますので、痛みを感じることはありません。局所麻酔下での手術を希望される場合、ブロック麻酔を併用しますので、麻酔を打つときの痛みも最小限となります。

鼻プロテーゼ抜去術Q&Aをもっと見る

鼻プロテーゼ抜去術 料金

鼻プロテーゼ抜去術 当院手術後 ¥110,000
他院手術後 ¥165,000

※価格は全て税込です。

無料メール相談も承っておりますので、お悩みや気になることなど、お気軽にご相談ください。
無料メール相談も承っておりますので、お悩みや気になることなど、お気軽にご相談ください。

電話でお問合せ受付10:00-19 :00(年中無休)

0120-062-069

鼻プロテーゼ抜去術 術後経過・リスク・副作用・合併症

起こり得る可能性のあることを列挙しております。当院ではこれらの症状を起こさないよう、それぞれについてしっかりと対策をとり、細心の注意を払い施術を行っております。万一症状が起きた場合にも対処法をご用意しております。症状の改善を図るよう全力で診療を行います。

術後経過について

手術後の腫れ
1~3日程度で引いていきます。
手術後の内出血
稀にでることがあります。内出血が生じると鼻周囲、まぶた、頬などが紫~黄色っぽくなります。個人差は、ありますが、通常1~2週間で自然に吸収され消失いたします。
手術後の違和感
手術後鈍い痛み、違和感を生じることがあります。数日で消失することが多いです。
ヒアルロン酸注入併用した場合
ヒアルロン酸注入後、鼻は柔らかく、触るとヒアルロン酸が動きます。触らないようご注意ください。
鼻先の感覚が鈍くなる
術後、鼻先の感覚が鈍くなることがありますが、多くは一時的です。
鼻出血
手術後、鼻出血がみられることがあります。鼻の穴に指などを入れないようにしてください。

リスク・副作用・合併症について

手術後の鼻の高さの変化
プロテーゼを抜去するため低くなります。鼻骨が変形している場合もあります。プロテーゼ周囲のカプセルが石灰化している場合、カプセルが固く残る場合があります。
感染
稀ですがどのような手術でも感染のリスクがあります。感染した場合、抗生物質点滴、洗浄処置、場合によっては異物の除去などの処置が必要です。
手術後の鼻先の変形
鼻先までプロテーゼが入っている場合、鼻先の軟骨が変形している場合があります。皮膚が薄くなって伸びており、鼻先が変形している場合もあります。変形している場合は、鼻中隔延長術などの軟骨移植術、側頭筋膜移植術などが必要となる可能性があります。
ヒアルロン酸が残る
ヒアルロン酸を注入した場合、稀に吸収されず残る場合があります。気になる場合、ヒアルロン酸分解剤などで対応可能です。

鼻プロテーゼ抜去術 最新情報

鼻プロテーゼ抜去術の症例写真、ドクターブログの更新など、最新情報を掲載しています。

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監修医師

当院の形成外科専門医による監修のもと、医療広告ガイドラインに準じて、WEBサイトを運営しております。

大場教弘 理事長/院長

資格・所属学会

医学博士

日本形成外科学会認定 形成外科専門医

日本美容外科学会認定 美容外科専門医(JSAPS

日本美容外科学会認定 美容外科専門医(JSAS

厚生労働省麻酔科標榜医

国際美容外科学会(ISAPS)正会員

アメリカ形成外科学会(ASPS)国際会員

頭蓋骨顔面外科学会会員

日本レーザー医学会会員

経歴

1996年 大阪市立大学医学部卒業

1996年〜1999年 大阪市立大学医学部付属病院 形成外科

1999年〜2003年 大阪市立大学大学院医学研究科

2003年〜2005年 大阪市立大学医学部付属病院 形成外科

佐野記念病院 形成外科(非常勤)

大東中央病院 形成外科(非常勤)

2005年〜2008年 リッツ美容外科 東京院

2009年〜 プリモ麻布十番クリニック

2011年〜 医療法人社団プリモ 理事長

2020年〜 神戸大学医学部附属病院 美容外科 非常勤講師

2020年〜 プリモ麻布十番クリニック 理事長、院長兼務

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