隆鼻術+眉間プロテーゼ手術を受けていますが、追加で鼻を延長することはできますか?

数ヶ月前に貴院で眉間と鼻にゴアテックスプロテーゼを入れたのですが、鼻尖縮小で、鼻先を下斜め前に出して、鼻先に高さを出すことはできますか?

A 鼻先の高さを出す場合は、鼻尖縮小術ではなく鼻中隔延長術が必要だと考えられます。手術は可能で、時期的にはいつでも鼻中隔延長可能です。その場合、プロテーゼが延長術後の鼻先の高さに合わなくなる可能性があり、鼻プロテーゼの入れ替えが必要となる場合があります。

他院で鼻尖縮小術を受けていますが、鼻中隔延長は可能ですか?

現在、鼻中隔延長術で鼻先を伸ばす事を考えています。
2年ほど前に他院で鼻尖縮小術を受けたので、鼻先の軟骨が糸で縛られている状態だと思うのですが、この状態でも貴院で鼻中隔延長をしてもらう事は可能でしょうか?

A 他院で鼻尖縮小術をお受けになられた状態でも十分に鼻中隔延長することは可能です。
糸は丁寧に除去しながら軟骨移植を行います。瘢痕を解除し、鼻翼軟骨の可動性を得て、可能な限り希望の方向、程度に鼻を延長いたします。

鼻先がつぶれていて、鼻の下がないので改善させたい

私の鼻は前から見たら鼻先がつぶれており、横や斜めから見ると鼻の下が本当にないです 。
鼻先を出したいと言うよりはへこんでいるので膨らませたいです。
この場合どういった手術が可能でしょうか?
鼻先にヒアルロン酸を注入したら壊死してしまいますか?
プロテーゼだと鼻先までは無理でしょうか?
耳介軟骨移植が一番向いていますか?

A お伝えいただいた症状を改善する方法は鼻中隔延長術になります。
移植に用いる軟骨は、耳介軟骨が多いですが、程度が重い方などは肋軟骨を用います。
ヒアルロン酸などでは改善は難しく、反対に合併症などが心配されます。
プロテーゼによる鼻先の改善も当院ではリスクが高いためお勧めいたしておりません。
できるだけしっかりとした改善を望む場合、肋軟骨移植による鼻中隔延長術がもっとも勝算の高い方法になります。

鼻の手術を複数回受けているが、鼻中隔延長術は可能でしょうか?

私は、20年ほど前、L型プロテーゼによる隆鼻術を受けました。
元来鼻根部が低く、眉間部が張り出していたため、眉間の張り出しに合わせて鼻根部および鼻全体を高くすることを望んで手術を受けた次第です。
段階的に3度にわたって隆鼻術を受けましたが、3度目に右の鼻孔に変形が生じたため、耳介軟骨皮膚移植術にて修正しております。
年月の経過と共にプロテーゼの石灰化によるしこりが生じ、2年前に、L型シリコンの先端に右耳から採取した耳甲介軟骨を乗せたプロテーゼに入れ替えました。
しかし、感染と思われる炎症のため抜去、I型プロテーゼ+鼻先軟骨移植(左耳甲介軟骨)を行いましたが、高さが低くなり、鼻先が太くシャープさに欠けた感じがします。
個人的にはL型を入れていた時の方が形は気に入っております。

 最近、貴院のホームページにて鼻中隔延長術という手術のあることを知り、肋軟骨による手術を受けたいと考えるようになりました。
また、鼻根部から鼻尖部にかけてもう少し高くすること、鼻尖部をもっと尖らせることを希望しております。
そこでお伺いしたいのですが、
・鼻孔縁及び鼻先に軟骨が移植されている状態、右の鼻孔に変形、瘢痕がある状態で、本手術を受けることは可能でしょうか。
・軟骨移植は時間の経過とともに変形あるいは吸収されていくと聞いたことがあるのですが、手術結果の安定性はどうなのでしょうか。
鼻背部に移植した場合と、鼻中隔延長に使用した場合とでは血流の関係などで術後の変形、吸収に差があるのでしょうか。
・現在両耳にはあまり軟骨が残っていない状態ですが、その場合でも鼻尖形成は可能でしょうか。あるいは肋軟骨にて鼻尖形成もできるのでしょうか。

A
 
鼻の手術を繰り返していらっしゃるご様子ですが、鼻中隔延長術は肋軟骨によって十分に可能です。内部の瘢痕がきつい場合、皮膚の伸びもあまりよくないため、伸ばせる限界はあります。組織の血流が悪くなっていると推察されますので、感染の可能性も通常よりもやや高くなります。
鼻中隔延長術は自家組織移植のため、一度生着したものが吸収され変形することはほとんどないと考えております。当院のこれまでの実績からも数年で変形した、吸収されたと思われる症例はありません。

鼻のプロテーゼが入っていますが、そのまま鼻中隔延長術を受けられますか?

いま鼻にプロテーゼが入ってるんですが、これをそのまま使って鼻中隔延長術はできますか?
また未成年が手術を受ける際はなにが必要になりますか?

A 鼻中隔延長術は今入っているプロテーゼをそのまま用いることも可能です。
ただし鼻先が高くなるあるいは向きが変わることで、今入っているプロテーゼが合わなくなる場合が多く、入れ替え術や加工術を合わせてすることがほとんどです。
 未成年者が手術を受ける際には保護者様の同意書が必要となります。

アップノーズを治したい

施術内容は相談して決めたいのですが、アップノーズ気味で、前から見て鼻の穴が見える事と、鼻の穴が丸いのが気になってます。

A アップノーズを修正する手術は、鼻中隔延長術がお勧めの術式になります。
これにより正面から鼻の穴が見えにくくなり、鼻の穴の形も丸から楕円形に近くなります。

鼻中隔延長術後の変形について

耳介軟骨による鼻中隔延長術を希望してるんですが、治した鼻は永久に形が変わらないのでしょうか?
また形が気に入らない場合はどの位の期間まで無償で再術してもらえますか?

A 耳介軟骨による鼻中隔延長術の経過中、術後一度落ち着いた移植軟骨が動いたり、ずれたりすることは非常に考えにくいと思います。軟骨自体はおよそ3か月で安定化いたします。
形の修正目的の再手術の場合は、通常3~6カ月経過し、創部が落ち着いた状態を待ち再手術の判断をいたします。
費用に関しましては、その時のご状態にもよって異なりますので、検診の際に診させて頂きます。ご状態とご希望によっては有償となります。

鼻先の中心を鼻翼よりも下に伸ばしたい

鼻尖縮小と小鼻縮小を同時に手術する予定でしたが、鼻尖縮小だけの単独手術だと、鼻先の中心を鼻翼よりやや下に伸ばす事は難しいでしょうか?
やはり鼻翼も同時にやらないとバランス悪くなってしまいますか?
要するに、僕の鼻は鼻先の中心よりも鼻翼の張り出しの方が下に下がっている形がどうしても嫌で、今回の手術で鼻先の中心を鼻翼よりも下に出したいと考えています。

A ご質問へそれぞれ回答させて頂きます。
① 鼻尖縮小と小鼻縮小を同時に手術する予定でしたが、鼻尖縮小だけの単独手術だと、鼻先の中心を鼻翼よりやや下に伸ばす事は難しいでしょうか?
→鼻尖縮小術では、鼻の中心部分を鼻翼よりもやや下に伸ばすことは難しいと考えます。鼻翼よりも鼻柱を下へ伸ばしたい場合は鼻中隔延長術が必要となります。
② 鼻翼も同時にやらないとバランス悪くなってしまいますか?
→鼻尖縮小術によって鼻先が細くなると、相対的に小鼻が目立つ恐れがあります。通常は鼻下半分の大きさが気になる場合は、バランスを考えて両者を併用いたします。
③ 僕の鼻は鼻先の中心よりも鼻翼の張り出しの方が下に下がっている形がどうしても嫌で、今回の手術で鼻先の中心を鼻翼よりも下に出したいと考えています。

→鼻尖および鼻柱を下に出したい場合は、鼻中隔延長術が必要です。鼻尖縮小術では目的を達成することが難しいと思われます。

onlayによる鼻尖部への耳介軟骨移植について

鼻尖部への載せる形の耳介軟骨移植は行っていますか?
これは鼻中隔延長より効果は少ないですが同じような効果を出すものですか?

A 鼻先の高さを出したい、下向きにしたいなどの目的に行う場合、ご存じのようにonlay耳介軟骨移植では鼻中隔延長術ほどは目的とする効果が出ません。
ただ乗せるだけなので、支える鼻翼軟骨が沈み込んだりするため、効果の現れ方が安定しない術式と考えております。
もちろん状況に応じては当院でもonlayによる耳介軟骨移植は行います。
ご希望の形をしっかりと叶えるために、当院では術式の選択をしっかりと行っております。

鼻が低く小鼻が広がって見え、鼻先が上向きなのを改善したい。

鼻の付け根(目と目の間)が低いです。
小鼻が横に膨らんで鼻先が上を向いているので、正面からみると鼻の穴が見えます。小鼻の膨らみをなくし、鼻の穴が見えないようにしたいです。

鼻の整形に伴って、鼻筋・顎に高さを出した方が全体のバランスがいいかもしれないので、その点につきましてもご相談をしたいです。(現在、顎に高さが全くありません。)

A 鼻中隔延長術+隆鼻術+眉間プロテーゼの組み合わせが必要と思われます。
鼻先が低いと小鼻が横に広がって見え、鼻先が上向きになりやすいようです。
鼻中隔延長術によって鼻先に高さを出すことで、小鼻も広がって見えなくなる傾向があります。鼻先の向きは下向きに形成可能です。これによって鼻の穴も正面から見えにくくなります。
顎についても前に出すことでE lineの改善が見込まれます。口元が控えめになりますので、より一層バランスの良い輪郭となります。

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