鼻中隔延長術

鼻中隔延長術01

鼻先が低く丸い場合、鼻先の高さを高くし細く整えます。

鼻中隔延長術02

鼻先が上向きの場合、下向きに整えます。

鼻中隔延長術03

鼻の穴が正面から見えやすい場合も、鼻中隔延長術により鼻先を下向きに向けることで、正面から鼻の穴が見えにくくなります。

鼻中隔延長術04

鼻柱が上がっている鼻柱後退という症状も、鼻中隔延長術により鼻柱を下降させることが可能です。

鼻中隔延長術は、鼻先の高さや向きを自分の軟骨を移植することによって大きく変化させる事ができる手術です。

プリモのこだわり

  • オープン法、クローズ法が選択可能です。
  • 鼻先の高さ、向きを大きく変化させることができます。
  • 軟骨採取部位は基本的に耳甲介、耳珠からで傷は目立ちません。
  • L型プロテーゼによる隆鼻術の修正に最適です。
  • 手術中に気道を安全に確保するため、全身麻酔下におこないます。

適応

  • 生まれつき鼻が上向きの方
  • L型プロテーゼを入れた位置により鼻が上を向いて見える方
  • 鼻が低く鼻先の高さが欲しい方
  • 鼻柱が上にあがっているので下げたい方
  • 鼻の穴が正面から見えやすい方
  • 白唇部が長いのを短くしたい方

方法

鼻中隔延長術05

希望の鼻の形や、現状の鼻の状態によって、軟骨を採取する部位を耳介軟骨、肋軟骨、あるいは鼻中隔軟骨から選択します。沢山取るわけではなく必要量のみ採取いたしますので、採取による犠牲はわずかです。
耳介から採取する場合は、耳の後ろのシワに沿って約2 cmの切開から採取します。傷はとても綺麗に治癒し、耳の変形も、聴力にも影響はありません。
胸からとる場合は、乳房のアンダーの位置に約3 cmの切開から採取します。傷は最小限となるよう形成外科的縫合を丁寧に行います。移植軟骨が大きく採取できるので、鼻の形により大きな変化を求める場合や、鼻手術後変形に対する修正の場合に適しています。採取部の胸の変形などはきたしません。
鼻から採取する場合は、鼻中隔軟骨が一般的に小さいため、大きな変化を望まない場合などの場合になります。鼻中隔軟骨から採取し、鼻中隔延長を行う方法は、別の場所に軟骨採取部の傷を残さない良い方法です。手術時間も最短となります。
術野を展開するアプローチは経鼻柱切開(オープンアプローチ)が確実です。もともとの鼻中隔軟骨に移植軟骨を組み合わせ延長し、鼻の向き、高さを変えていきます。希望に応じ脂肪を部分的に切除し鼻先を細くさせたり、プロテーゼや鼻背部耳介軟骨移植による隆鼻術を併用し、より希望の鼻の形に近づけます。オープンアプローチの傷あとは目立ちません。

我々東洋人の鼻は、皮膚や皮下脂肪が厚く固いわりに、軟骨や骨が小さく発育が悪い傾向があります。そのために、だんご鼻であったり、鼻が低く上向きに見えたりします。

鼻中隔延長術06

もともとの鼻中隔軟骨が小さく、鼻翼軟骨が上を向いている場合、鼻の穴が正面から見えやすくなります。

鼻中隔延長術07

もともとの鼻翼軟骨が小さい場合、いわゆるだんご鼻の形になります。

鼻中隔延長術08 鼻中隔延長術09

鼻先に耳からの軟骨をただ単に載せるだけの形成術(onlay graft)では、もともと弱く小さな鼻翼軟骨が支えきれず、思った感じに鼻先を高くしたり、向きを大きく変えたりできない場合があります。また載せるだけの移植では移植軟骨が上下左右に移動しやすく結果が安定しないことがあります。

鼻中隔延長術10

安定した鼻形態を形成するために、鼻中隔延長術は最適な治療方法になります。
鼻中隔延長術により、もともと低形成の鼻中隔に軟骨を移植することで鼻先の向きや高さを大きく変化させる事が出来ます。青い部分が移植された軟骨です。この柱となる移植軟骨に、もともとの鼻翼軟骨を固定し形を整えます。鼻先の高さ、向きが希望に沿った形になります。

Q&A

  • 手術後の腫れはどのくらいでひきますか?
  • 手術後およそ1週間でひいてしまいます。
  • お化粧はいつからできますか?
  • 鼻尖の手術後、通常3~5日間ほどギプス固定を行います。ギプス除去後は化粧が可能になります。
  • 移植した軟骨が動いたり、ずれたりしないですか?
  • 軟骨移植は自家組織移植なので、組織同士がなじみしっかりと固定します。術後に一度落ち着いた移植軟骨が簡単に移動したり、ずれたりすることはありません。
  • 手術は痛いですか?
  • 基本的に全身麻酔で行いますので、痛みや怖さを感じることはありません。術後も大きな痛みを伴う手術ではありません。
  • 全身麻酔で手術を行う理由はなんですか?
  • 手技が細かく、繊細な手術であり、2~3時間ほどの手術時間を要します。手術中の気道をしっかりと確保し、手術を安全に行うために全身麻酔で行っております。大きな痛みや侵襲を伴う手術ではないため、麻酔濃度を低く維持でき、手術後2時間程度リカバリールームでお休みいただき、当日に帰宅が可能です。
  • 傷は目立ちますか?
  • 鼻中隔延長術は、鼻の中からのみの切開で手術を行うことも可能です(closed approach)。
    手術の際の確実性のため、安全な手術を行うために、鼻柱の部分を切開し(open approach)、術野の展開を行う方法が現在は主流となっています。その場合、一般的に鼻柱の傷は正面からは見えにくく、傷も目立ちにくいといえます。

料金

耳介軟骨 600,000円
肋軟骨 800,000円
他院修正費 300,000円
※表示金額は税抜価格となります。

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術後経過・リスク・副作用・合併症について

術後経過について

手術後の腫れ
7~10日で引いていきます。仕上がりは約6か月です。
化粧
手術後3~5日間はギプスで固定いたします。ギプス除去後は化粧をすることができます。
手術後の内出血
稀に発生することがあります。内出血が生じると鼻周囲、頬などが黄色っぽくなります。個人差はありますが、通常1~2週間で徐々に吸収され消失いたします。
手術後の違和感
手術後に鈍い痛みや軟骨移植による違和感を生じることがあります。多くの場合、数日で消失します。
傷跡
オープンアプローチで行う手術のため、鼻柱に傷が残ります。数か月は傷の赤みがあり、その後時間の経過とともに薄茶色から白い瘢痕に変化します。3~6ヵ月かけて、傷が目立ちにくくなっていき、最終的にはほとんどわからないほどになります。軟骨採取部位(耳介軟骨の場合は耳の裏側、肋軟骨の場合バストの下)に2~3cm程の傷が残りますが、ほとんど目立ちません。肋軟骨採取部には、6ヵ月程度専用テープを貼付いたします。
鼻先の感覚が鈍くなる
術後、鼻先の感覚が鈍くなることがありますが、一時的なものがほとんどです。
鼻出血
手術後、鼻出血がみられることがあります。鼻の穴を必要以上に弄ったり、指などを入れないようにしてください。

リスク・副作用・合併症について

手術後の鼻の傾き
皮膚の伸びが悪い状態で無理に高くすると傾きのリスクは高くなります。傾きが生じた場合、必要に応じ修正手術で矯正いたします。場合によっては鼻の高さを低くする必要があります。
鼻づまり
手術後は腫れや移植軟骨の影響で鼻づまりが起こります。腫れが引くとともに症状が軽減されますが、6か月経過しても改善されない場合、移植軟骨の切除などで改善を図る場合があります。鼻づまりが改善されない場合、改善させるための手術が必要となることがあります。
感染
稀ですがどのような手術でも感染のリスクがあります。感染した場合、抗生物質点滴、洗浄処置、膿が溜まっている場合は小切開排膿を行い、場合によっては異物の除去などの処置が必要です。除去後の再手術は通常6ヶ月あけて症状が改善した後に行います。その場合は肋軟骨を用いて手術を行う場合があります。
鼻尖部の拳上ができない
鼻先は軟骨移植を行うため、もともとの鼻より硬くなります。状態が落ち着くことで横方向の柔らかさは戻ります。
傷跡が目立つ
オープンアプローチで行う手術のため、鼻柱に傷が残ります。稀に傷跡が赤く盛り上がることがあります。傷の治りを良くするクリーム、注射、内服薬などで治療を行います。必要があれば切除再縫合で改善を図ります。稀に段差が残ることがあります。
鼻先が高すぎる
必要に応じ低くする修正手術をおこないます。
鼻が下向きすぎる、上向き過ぎる
必要に応じ向きを調整する修正手術をおこないます。
鼻の穴が目立つ
延長することで鼻柱が下に降り、鼻の穴が横方向から見えやすくなります。必要に応じ移植軟骨の出方を調整する修正手術を行います。
鼻の形の左右差
元々の鼻の大きさや形、手術の際の操作や位置のわずかな差などの原因により手術後に鼻の形の左右差が生じることがあります。できるだけ左右対称になるよう行いますが、完全に左右対称にすることは困難です。必要に応じ修正手術で矯正いたします。

軟骨組織採取部のリスクについて

耳介軟骨
耳介後面に2cm程の傷が残ります。
耳介の感覚が鈍くなることがあります。軽い圧痛があります。
主に耳たぶ周囲から軟骨を採取するため、術後イヤホンを装着しにくくなることがあります。
鼻中隔軟骨
軟骨採取時に鼻粘膜に傷が残ることがあります。
鼻中隔穿孔(鼻中隔に穴が開く)のリスクがあります。
術後に鼻の穴を必要以上に弄ったり指やモノを挿しいれないようにして下さい。
肋軟骨
バストの下に3cm程の傷が残ります。体質によりケロイドとなる可能性があります。
極稀に軟骨採取の際、気胸を来す可能性があります。
術後若干運動の際に痛みがあります。
起こりうる可能性のあることを列挙しております。
当院ではこれらの症状を起こさないよう、それぞれについてしっかりと対策をとり、細心の注意を払い施術を行っております。
万一症状が起きた場合にも対処法をご用意しております。症状の改善を図るよう全力で診療を行います。