将来的なプロテーゼの入れ替えについて

鼻を高くしたいのですがプロテーゼを使用した施術を希望しています。一つ伺いたいのですがプロテーゼを入れてまたいつか入れ替えなければならないのでしょうか?
一回で済ますことは可能ですか?

A  一般的にプロテーゼはシリコンという材質でできております。基本的に一度入れたものは入れ替えの必要はありませんが、10年、20年と入れている間にプロテーゼ周囲に形成される被膜が石灰化をきたし硬くなることがあります。その場合、気になる方は入れ替えを行うことがありますが、あまり気にならない程度であればずっと入れていても問題はありません。
 当院で多用するプロテーゼにゴアテックスという素材があります。この素材はシリコンよりも被膜形成が少なく、そのため石灰化も少ないと考えられています。ゴアテックスの場合、シリコンよりも入れ替えが必要となる可能性は低いと思われます。

プロテーゼを1年半前に入れました。

1年半前に鼻にプロテーゼを挿入しました。

最近になって鼻の先が丸くなってきたような気がします。

鼻尖縮小を考えていますが、プロテーゼを入れた後に鼻尖縮小の施術を受けることはできるのでしょうか?また、プロテーゼを入れてから鼻先が丸くなるといった経年変化はよくあるのでしょうか?

 

A
プロテーゼを入れている状態でも鼻尖縮小術は行うことができます。
プロテーゼを入れてから鼻先が丸くなることがあるのか?ということですが、考えられる理由として、鼻先にプロテーゼが入ったために、もともと鼻先に存在する鼻翼軟骨が押されて変形し、先端のプロテーゼの脇に鼻翼軟骨が押出されて余計に丸く見えているということは考えられます。
その場合の修正としては、プロテーゼの除去、入れ替え、または加工を行いながら、鼻先へ鼻中隔延長術を行い、より自然な形態に修正する方法があります。

 

鼻のプロテーゼについて

I型プロテーゼとL型の違いについて教えてください。
安全性が高いのはどちらでしょうか?

I型とL型のメリットデメリットはなんでしょうか?

A 
I型プロテーゼは鼻根部から鼻尖手前までをプロテーゼで高くする方法です。
通常鼻先には異物が入りません。
L型プロテーゼは鼻根部から鼻先までプロテーゼが入ります。
安全性の観点からは、I型プロテーゼの方が、鼻先に異物が無い分安全と考えます。
L型プロテーゼは鼻先に異物が入り鼻の高さを高くする、細く見せるため、どうしても鼻先の皮膚が薄くなります。
内部に異物がある状態で皮膚が薄くなると露出の危険性も生じます。
L型プロテーゼは比較的簡単に鼻先まで高くできるという利点があり、慣れた先生が行う限り問題が無いと思われますが、うまく入れないと鼻先が上に上がって見える、不自然に鼻先が尖り過ぎる、鼻の穴が丸くなり、鼻の穴から鼻先までの大きさが強調される、触るとぐらぐら動くなどの問題点も生じることがあります。
当院ではL型プロテーゼは一切用いておりません。
鼻先を高くしたい場合は鼻中隔延長術を選択しています。

 

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