鼻整形の失敗について

小鼻が張っていたため、鼻翼縮小の手術をしました。
元々微妙に左右の小鼻の広がり方が非対称でしたが、術後明らかに左右の鼻のバランスがおかしくなりました(鼻の穴の大きさも違います。)

右の鼻がつぶれているような感じですごく嫌です。

再度手術をして治せるのでしょうか?

一度失敗したものがもとの希望通りに修正できるのでしょうか?

 

A
鼻翼縮小術後の左右差については、再度鼻翼縮小術をおこなうことで修正が可能な場合もございます。
組織を切除しすぎで変形しているとしたら元に戻す手術は難しいかもしれません。
潰れた感じは鼻翼を引き締め、鼻翼の立ち上がりを形成することで改善する可能性があります。

 

鼻尖縮小という手術をしたけれど…

私はかなり鼻が低く、思い切って鼻尖縮小の手術を受けました。

気持ち鼻先が少しは高くなったような気がしますが、全く周りには気付かれません。
耳介軟骨を入れる手術はあまりしたくありません。(体のほかの部位から軟骨をもってくるというのが怖いので)

耳の軟骨を入れずに鼻先をスッとさせる方法はありますか?

 

A
鼻が低く丸い場合は、鼻尖縮小術を行うとより一層バランスが悪くなる可能性があります。
スッとした印象を得るには高さが必要と考えます。
低い鼻は高くすることで標準的な(理想的な)鼻の大きさになると考えます。
また高くなることで細くもなりますのでスッと鼻筋が通った印象に近くなります。

簡単に鼻先を高くする方法としてはL型プロテーゼを用いる方法がありますが、鼻先の皮膚が薄くなることで露出の危険が増すこと、拘縮で上を向いた形になることがあること、やや人工的に見えることがあるなどの理由から用いておりません。

当院では鼻先を高くしたい場合には自家組織による鼻中隔延長術を用いております。
延長は耳介軟骨、鼻中隔軟骨、肋軟骨などを用いますが、耳や肋軟骨に抵抗がある場合は、鼻中隔軟骨を用いる事である程度目的が達成できる可能性があります。

 

 

 

鼻尖修正の術後に関して

1週間前に鼻尖修正の手術を受けました。

軟骨の挿入はしていません。

1週間が経過したため、固定テープを外したのですが、医師にはまだ洗顔を行わないよう指導されています。不衛生で心配になるのですが、このような場合どのように対処するのがベストなのでしょうか?

術後1週間で、顔を横から見ると高さは出ているのですが、一番直ってほしかった鼻尖の細さは術前とまったく変わらないように感じます。

鼻尖修正の術後はどのぐらいで腫れがひき、理想の形となるものなのでしょうか?

A
術後1週間経過し固定テープを外したが洗顔を行ってはいけないと指導されているのなら、その指示をお守りください。
執刀医には責任がありますので、行った術式に適したフォローも指導をすると思います。
必ず執刀医の指示に従った方が良いと思われます。
当院での経過では、テープ除去後はすぐに洗顔が可能です。鼻に負担をかけないように注意して行うよう指示しています。

術後1週間で鼻尖縮小術の効果はまだ分からない時期と思われます。
最低3ヶ月は経過を見た方が良いと思われます。
浮腫み等は6ヶ月程度続くこともあります。

 

他院で行った手術後の鼻先の丸みについて

鼻尖修正の整形をした方の症例を見ると、横から見たときに、鼻の先の部分が丸く盛り上がるようになっている感じがするのですが、鼻尖修正手術を行った方はみなさんそうなるのでしょうか?

 

A 鼻尖を細くした際に横から見ると丸く見える変形をPollybeak変形と呼びます。丸く大きな鼻先を強制的に細くして皮膚を寄せると、どうしても皮膚が余るため鼻先の上の部分が盛り上がってしまいます。この部分を理解した上で手術をしないと、この変形が生じることが少なくないようです。そのような変形を考慮し、私共では鼻尖縮小術(3D法)を行っております。この方法は鼻先に軟骨移植を行うことで余った皮膚を下方向に伸ばすことに利用し、より横からもシャープな印象に鼻先を細くする方法です。この変形が生じた場合の修正術には他にも鼻先上部の盛り上がった部分の皮膚切除をおこなうことで改善させる方法もあります。

 

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