他院の鼻尖手術後に鼻尖縮小術3D法は受けられますか?

鼻尖の相談です。
去年、他院で耳介軟骨を鼻尖に移植する手術をしました。
それ以外の処置はしておりません。
もう少し鼻先をスッキリ、ツンとした形にしたいのですが、耳介軟骨が入ってる場合でも、鼻尖3Dの手術後は受けられますか?

A 鼻尖へ軟骨移植術を行っている場合は、残念ながら鼻尖縮小術3D法は適応となりません。
かわりに鼻尖形成術、鼻中隔延長術などの術式で、鼻をもっとツンとさせる事が可能かと思われます。
現状と目的の程度に合わせ適切な術式選択を行います。

他院で鼻プロテーゼを抜去しましたが、血腫ができて低くなりません。

他院でプロテーゼ(I型)を抜去して約2カ月経ちますが、まだ高さが残っているうえ触ると骨みたいに硬いので、恐らく血液がカプセルの中に入っているのだと思います。
注射での鼻の手術は抜去後、最低でも半年を置いてからと言われましたが半年後まで血液が残っていた場合でも、レディエッセでの隆鼻はできるのでしょうか。
また、この血液はどのくらいで吸収されるのでしょうか。

A プロテーゼ抜去後、通常はすぐに低くなると思いますが、なっていないということで血腫が疑われます。
血腫も術後ゆっくりと吸収されますので、半年後にはほとんど無くなっていると思われます。その時点でレディエッセによる隆鼻術は可能かと思いますが、念の為事前に診察をしっかりとさせていただければと思います。

ゴアテックスについて

眉間と鼻筋をゴアテックスで高くしようと考えています。
今はシリコンプロテーゼが鼻筋に入っています。
今のところ、プロテーゼ自体に問題はないのですが、5ミリくらいの分厚いプロテーゼが入っているので将来が不安なのと、眉間にもはっきりとした鼻筋が欲しいので、ゴアテックスでの隆鼻を考えています。
私は、ゴアテックスを一度入れたら、できれば死ぬまで抜去したくないのですがゴアテックスはやはり長くいれていると危険なものですか?
やはり、入れ替えは必要でしょうか?
ゴアテックスは、やわらかいので変形したり厚さが薄くなったり、ゴアテックス自体が有害な物質になる可能性があるとネットで書いてあったのですが、本当ですか?
最後に、ゴアテックスはシリコンと同じ体にとっては異物なので、もちろん感染がある可能性は否定できないと思うのですが、その確率はどのぐらいでしょうか?
やはり、死ぬまで感染せずに形を維持できる例は稀でしょうか?

A ゴアテックスでの隆鼻、眉間プロテーゼは一般的なプロテーゼと危険性は大きく変わらないと思います。通常定期的な入れ替えは必要ないと考えます。
シリコンの場合長い間入れていると被膜に石灰化をきたしますが、ゴアテックスはその可能性が少ないといわれています。
ゴアテックスも入れる前は柔らかいですが、入れた後はそれほど柔らかく感じません。形の変形も少ないと思います。
ゴアテックス自体は美容外科でのみ使用する材質ではなく、心臓血管外科でも脳外科でも一般外科でも使用している材質です。1975年以来数多くの医療現場で使用されております。
感染のリスクはございますが、一般的には1%程度と言われています。
当院では感染の確率を下げる努力をしっかりと行っておりますので、
感染による再手術の確率は0.2%程度となっております。

鼻先の高さを残しながらプロテーゼが浮いてきているのを修正したい

去年の夏に鼻プロテーゼ+鼻中隔延長術+鼻尖縮小手術をしました。
最近になってプロテーゼが浮いてきたような感じがします。
なので、除去したいのですが手術した病院に相談したところ、鼻中隔延長術と鼻尖縮小術をしているから抜くと鼻先だけ高くなり不自然になると言われてしまい悩んでいます。(高さや形は気に入っているのであまり変えたくないです)
鼻中隔延長術と鼻尖縮小術の手術をしていると、こちらの病院で修正はできないのでしょうか?

A 鼻中隔延長術+鼻プロテーゼ+鼻尖縮小術後にプロテーゼが浮いてきてしまったので取り出したいということですが、当院での修正方法は、
①プロテーゼを抜去したのち、浮きにくいゴアテックス製プロテーゼへの入れ替えを行う方法、
②プロテーゼを抜去したのち、鼻背部に耳介軟骨移植を行い、鼻先からの流れを整え、必要に応じ鼻根部、眉間はヒアルロン酸などの注入を行い高さを維持するなどの方法が考えられます。
これらの方法であれば鼻先の形はそのままで手術を行うことができます。

L型の鼻プロテーゼの入れ替えについて

眉間プロテーゼと鼻のプロテーゼの入れ替えだけだと鼻先はどのようになりますか?
今L字プロテーゼなので鼻先は尖っていますが、I字プロテーゼだと、どのようになりますでしょうか?
元々団子鼻なので、I字プロテーゼだけでも団子鼻が気にならない程度の効果があるならば、今回眉間プロテーゼと鼻のプロテーゼ交換だけで考えています。
後、今入っているプロテーゼを残し眉間プロテーゼだけいれるとおかしくなりますか?

A 眉間プロテーゼと、鼻のプロテーゼの入れ替え術だけですと、鼻先が陥没してしまう可能性がございます。
L型プロテーゼが鼻先の組織を既に破壊してしまっている恐れがあるため、L型プロテーゼからI型プロテーゼの入れ替え手術をおこなう患者様の場合には、鼻中隔延長術の併用をおすすめしております。
この場合、鼻先の丸さや、団子鼻を気にされている患者様に鼻中隔延長術は最適です。
鼻尖縮小術では鼻先を少し細くするだけなので、若干アップノーズ気味になる恐れがあり、希望されていた鼻柱を少し下げる、鼻先を少し高くしたいという希望に添えないと思われます。
また、今のプロテーゼを残して眉間プロテーゼにだけ入れる事も可能で、この場合には眉間のみが少し高くなります。

鼻骨の骨膜は剥離してしまうと修復が不可能なのでしょうか?

骨膜剥離をおこしてしまうとプロテーゼを入れ替えたとしても
その剥離してしまった部分の隙間はもう修復は不可能なのでしょうか?
自然治癒はしませんか?

A 骨膜剥離をおこしてもいずれ自然治癒いたします。
ただしその間にプロテーゼが骨上ではない位置に入ってしまった場合には、動揺する可能性があると考えます。

事故にあい鼻プロテーゼが動くようになり曲がってしまった。修正でまっすぐに固定したい。

4か月前他院で鼻にプロテーゼをいれましたが、12月28日に事故にあい鼻をぶつけてしまい、プロテーゼがぐらぐら動くようになってしまいました。
鼻先の方は全く動かないのですが、目と目の間あたりの鼻をもち動かすと幅広く動いてしまいます。
それと少し右に曲がってしまったように思います。
プロテーゼは骨膜の下にしっかりいれてもらったので今まで動くことはありませんでした…。
鼻に無理な圧力がかかったことによって骨膜剥離になってしまったか、骨膜に幅ができてしまったのだとは思います。
この場合、先々問題はでないのでしょうか?また骨膜は剥がれたり隙間になってしまうと、もうプロテーゼのぐらつきは治らないと聞きました。
例え入れ替えをしても、ぐらぐら動いてしまうと聞きました。
もうなおらないのでしょうか?
担当した医者に聞いたところ処置はしないで、このくらいなら今のままで問題はないし、動いている人なんて他にたくさんいるし、問題がおこったらまたそのとき病院にきて手術すればいい話だから今は大丈夫!といわれてしまいましたが、動くことと、右に鼻がまがっていることがどうしても気になってしまいます。

A 鼻プロテーゼの入れ替えについてのご相談ですね。
やはりご指摘の通りのリスクなどはございますが、解決方法は入れ替えによる方法になるかと思います。
当院ではできるだけプロテーゼが動かないようにするために、通常骨膜下へプロテーゼを入れておりますが、入れ替えの場合は、再度骨上をしっかりと剥離しポケットを作成したうえ、ゴアテックス製プロテーゼを用い入れ替えております。
曲がりを改善し、できるだけ動かないようにということであれば、そのようなシリコンプロテーゼよりもゴアテックス製プロテーゼによる方法が最も勝算がある方法の一つかと思われます。

鼻中隔延長術+隆鼻術を受けましたが、元の鼻の形に戻したい。

鼻中隔延長術+隆鼻術後の経過について質問です。
1.移植した軟骨とプロテーゼを除去し、元の鼻の形に戻すことは可能でしょうか?
2.戻した(除去後)際の副作用や後遺症などはありますか?
3.除去後、鼻先の硬さは元に戻るのでしょうか?
4.手術は、いつ頃からできますか?

A 1 移植した軟骨とプロテーゼを除去する事で極力元の形に戻すことは可能です。ただし鼻中隔延長術を行っているため、すべての移植軟骨を除去すると元よりも低い、あるいは丸い鼻になる可能性があります。通常少し軟骨を残し修正する方法を選択します。
2 戻した際にもやはり可能性はごくわずかですが、感染のリスクなどがございます。もとの鼻と完全には一緒にならないということも不満足の原因になるかもしれません。
3 鼻先の硬さは少し移植軟骨を残すので、若干の硬さが残ります。
4 戻すことが決定しているのでしたら、手術は早い方が良いと考えております。腫れの影響、炎症の影響などがなくなれば、形も希望通りに近く良くなるかもしれませんので、慎重にお考え頂ければと思います。

ゴアテックス製プロテーゼは被膜拘縮を起こさないのでしょうか?

鼻中隔延長の術後に、鼻の穴の見え方に左右差が出来た為、他院にて鼻孔縁下降をして頂きましたが、現在、両方の鼻の穴が目立っております。(被膜拘縮が原因かと思います)
2回も被膜拘縮を経験している私としては、御社にてこの際ゴアテックスに入れ替えたいと考えております。
ゴアテックスは被膜拘縮は殆ど無いと考えて宜しいでしょうか?

A ゴアテックス製プロテーゼは周囲に被膜を生じにくいといわれておりますが、長期的な病理組織検査によるデータでは異物反応が認められ、石灰化も起こるという報告があります。被膜拘縮はゴアテックスを用いれば無いとは言い切れないようです。
ご状態がどの程度の被膜拘縮で、ご希望がどういった形かによって修正の術式が変わります。

鼻の手術を複数回受けているが、鼻中隔延長術は可能でしょうか?

私は、20年ほど前、L型プロテーゼによる隆鼻術を受けました。
元来鼻根部が低く、眉間部が張り出していたため、眉間の張り出しに合わせて鼻根部および鼻全体を高くすることを望んで手術を受けた次第です。
段階的に3度にわたって隆鼻術を受けましたが、3度目に右の鼻孔に変形が生じたため、耳介軟骨皮膚移植術にて修正しております。
年月の経過と共にプロテーゼの石灰化によるしこりが生じ、2年前に、L型シリコンの先端に右耳から採取した耳甲介軟骨を乗せたプロテーゼに入れ替えました。
しかし、感染と思われる炎症のため抜去、I型プロテーゼ+鼻先軟骨移植(左耳甲介軟骨)を行いましたが、高さが低くなり、鼻先が太くシャープさに欠けた感じがします。
個人的にはL型を入れていた時の方が形は気に入っております。

 最近、貴院のホームページにて鼻中隔延長術という手術のあることを知り、肋軟骨による手術を受けたいと考えるようになりました。
また、鼻根部から鼻尖部にかけてもう少し高くすること、鼻尖部をもっと尖らせることを希望しております。
そこでお伺いしたいのですが、
・鼻孔縁及び鼻先に軟骨が移植されている状態、右の鼻孔に変形、瘢痕がある状態で、本手術を受けることは可能でしょうか。
・軟骨移植は時間の経過とともに変形あるいは吸収されていくと聞いたことがあるのですが、手術結果の安定性はどうなのでしょうか。
鼻背部に移植した場合と、鼻中隔延長に使用した場合とでは血流の関係などで術後の変形、吸収に差があるのでしょうか。
・現在両耳にはあまり軟骨が残っていない状態ですが、その場合でも鼻尖形成は可能でしょうか。あるいは肋軟骨にて鼻尖形成もできるのでしょうか。

A
 
鼻の手術を繰り返していらっしゃるご様子ですが、鼻中隔延長術は肋軟骨によって十分に可能です。内部の瘢痕がきつい場合、皮膚の伸びもあまりよくないため、伸ばせる限界はあります。組織の血流が悪くなっていると推察されますので、感染の可能性も通常よりもやや高くなります。
鼻中隔延長術は自家組織移植のため、一度生着したものが吸収され変形することはほとんどないと考えております。当院のこれまでの実績からも数年で変形した、吸収されたと思われる症例はありません。

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